スタッフ
■製作総指揮 細川 佳代子(ほそかわ・かよこ)
上智大学英文科卒業後、日本企業の駐在員として渡欧。1971年、細川護煕氏と結婚、その政治活動を支える一方でボランティア活動に積極的に取り組む。
1994年に「スペシャルオリンピックス日本」を設立。
2005年、アジアで始めて開催されたスペシャルオリンピックス冬季世界大会を長野に誘致、大会会長を務め、現在は名誉会長。
1998年に小栗謙一映画監督と出会い、監督の企画に賛同。以来、本作にいたるまでスペシャルオリンピックスを背景に知的発達障がいのある青少年達を追ったドキュメンタリー映画『able』『Host Town』『Believe』を製作総指揮。
これらの映画の普及活動を行う「ableの会」代表。17年にわたって活動を続けている認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」理事長の他に、NPO法人「勇気の翼インクルージョン2015」理事長、NPO法人「日本フロアホッケー連盟」会長も務めている。
著書に「花も花なれ、人も人なれ ~ボランティアの私~」(角川書店)「ともこちゃんは銀メダル」(ミネルヴァ書房)「知ってる?発達障害 ワークブックで考えよう」(ミネルヴァ書房)など。
■監督 小栗 謙一(おぐり・けんいち)
1969年より映画監督・中平康氏に師事し、1981年、映像集団である株式会社ディレクターズシステムを設立。映画、TV番組、CMなどの監督・プロデューサーとして活動する。著書に「ドキュメンタリーを作るということ」(TBSブリタニカ)。◆主な映画監督作品
1991年 『阿吽抄』
'91年 山形国際ドキュメンタリー映画祭正式出品
'92年 地球環境映画祭正式出品
2002年 『able/エイブル』渋谷イメージフォーラムを始め、全国で順次公開
'91年 毎日映画コンクール記録文化映画賞
'02年 アリゾナ国際ドキュメンタリー映画祭正式出品
'02年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭正式出品
'02年 アメリカDOCtober Film Festival ベスト14ノミネート
2004年 『Host Town/ホストタウン』4月からロードショー後全国で上映
2005年 『believe/ビリーブ』2006年1月よりロードショー公開
2008年 『TOKYO JOE』ロードショー公開
2011年 『幸せの太鼓を響かせて ~INCLUSION~』(角川シネマ新宿にてロードショー公開)
2011年 『流れる雲よ』シアター・イメージフォーラムにて公開
2012年 『天心の譜』シネマート新宿・シネマート心斎橋にてロードショー公開
◆その他の主な作品
1999年 NHK-BS『自立へのオリンピック』(演出)
1999年 『パーフェクト9』金高謙二監督作品(プロデューサー)
2000年 『日本鬼子 リーベンクイズ』松井稔監督作品(プロデューサー・撮影)
'00年 ベルリン国際映画祭正式出品
'00年 ミュンヘン国際映画祭特別賞
'00年 トロイア国際映画祭シルバー・ドルフィン賞
'01年 トロント国際映画祭正式出品
2003年 『クラッシュ』奥山和由監督作品(スーパーバイザー)
2006年 『白い恋人』(アニメ・HBC)
2011年 『スペシャルオリンピックスを撮る ~ビリーブクルー、ギリシャへ行く~』
(NHKBS/NHKEテレ~福祉ネットワーク)
■音楽・出演 時勝矢 一路(じしょうや・いちろ)
太皷表現師。 大阪芸術大学演奏学科卒。 「大阪シンフォニカー」(現:「大阪交響楽団」)の正団員として活動し、「鬼太鼓座」に入座。リーダー、音楽監督を務めた後、独立し、「Japanese Drums Orchestra 一路」を主宰。 02年からソリストとして活動。これまでに世界23ヶ国で劇場公演を行う。
ボストン・シンフォニーホール、サドラーズ・ウェルズ劇場、ベルリン・フィルハーモニーホール、アテネ・ヘロディスアティックス音楽堂などで公演。 「日本フィルハーモニー交響楽団」、「名古屋フィルハーモニー交響楽団」、「ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラ」、「キューバ国立交響楽団」など数々のオーケストラと共演している。
絶対音感を持ち、作曲する音楽は、和太鼓のみならずピアノ曲など様々なジャンルに共通し、国内外で高い評価を得ている。
TVCMでは、江崎グリコ、JT等に出演。 NHK教育テレビ「おしゃれ工房」に、和太鼓の講師として出演。 元・神戸大学発達科学部・非常勤講師。
■語り 萩原 聖人(はぎわら・まさと)
1987年、人気TVドラマ「あぶない刑事」の第32話「迷路」にて置き引き少年の役でTV初出演。'89年「ウォータームーン」(工藤栄一監督)で主演・長渕剛の弟分の少年僧役で本格的に映画デビュー。'90年「遙かなる甲子園」(大澤豊監督)では、聾唖学校の高校生野球部員を好演。同年TVでは「はいすくーる落書2」(TBS)の元中学総番長松岡直次郎役で一気に注目を集めた。その後、「学校へ行こう!」('91年CX)、「先生のお気に入り」('91年TBS)、「1970 ぼくたちの青春」('91年CX)、「葡萄が目にしみる」('91年CX)と青春ドラマに立て続けに出演し、若手実力派俳優の地位を確立。その後のTVの代表作に、「包丁いっぽん」('93年NHK 主演)、「白鳥麗子でございます」('93年CX)、「夏子の酒」('94年CX)、「若者のすべて」('95年CX 主演)などがある。映画では、'93年、山田洋次監督「学校」や、崔洋一監督「月はどっちに出ている」、天間敏広監督「教祖誕生」などの作品で数々の映画賞を受賞。
'95年、崔洋一監督「マークスの山」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞とブルーリボン賞助演男優賞を、'97年、黒沢清監督「CURE」で二度目の日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。その後の映画主演作に、「カオス」('00年中田秀夫監督)、「光の雨」('01年高橋伴明監督)、「この世の外へクラブ進駐軍」('04年阪本順治監督)、「樹の海」('05年瀧本智行監督)、「BOX ~袴田事件~」('10年高橋伴明監督)などがある。
最近のTV出演作に、「フルスイング」('08年NHK土曜ドラマ)、「空飛ぶタイヤ」('09年WOWOW)、「刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史」('09年ANB)、「ニュース速報は流れた」('09年CXNEXT)、「神戸新聞の7日間」('10年CX)、「熱海の捜査官」('10年ANB)、「松本清張SP 球形の荒野」('10年CX)など。
また、2011年は、CX連続ドラマ「外交官・黒田康作」に出演し、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」では、石田三成を演じている。
近年は、舞台にも意欲的に出演し、映画、TV、舞台と幅広く活躍。
また、韓国ドラマ、映画のペ・ヨンジュンの日本語吹き替えをはじめ、アニメーションのアテレコ(「闘牌伝説アカギ」、「賭博黙示録カイジ」他)、CMやドキュメンタリー番組のナレーションなどでも高い評価を得ている。