ある同姓同名者からの手紙/A Letter from Myself
東京に住む金高謙二のもとに一通の手紙が届いた。差出し人は金高謙二。しかし、住所は東京ではなく長崎だった。この一通の手紙をきっかけに映画は製作された。
差出し人の金高さんは85才。長崎県佐世保市に生まれ、1945年8月9日の長崎に投下された
原爆で被曝し家族を失った。衝撃を覚えた35才の金高謙二は、まるで自分の過去を体験するかのように、
85才の金高さんと半世紀前の真実の軌跡をたどる。自分の中の何か確かなものを見つけ出すために。
そして、これから生まれて来るもう1人の「金高謙二」に語り継ぐために・・・
1992年 / 16mm / colour / 48min /スタンダード
製作・監督・編集:金高 謙二
証言者:金高 謙二(長崎県出身)
ナレーター:井川 比佐志
プロデューサー:川嶋 克巳・溝上 潔
撮影:渡辺 健治
録音:平形 則安 音響効果:岡田 貴志
1992年 毎日映画コンクール記録文化映画賞受賞
文部省特選 日本映画復興会議奨励賞