ムービー作品紹介天心の譜 > コメント  english
コメント
思わずハッとさせられる言葉に、今までの活動の中での様々な一期一会の奇跡や道のりの想い出が甦り、涙が溢れてやみませんでした。これからの社会の在り方について深く考える機会を戴けたことに深く感謝の日々です。是非一人でも多くの方に公演を聴いていただき、映画を観ていただき、ともに考えていく礎になれたらと心から願っております。
山形で見ました。心がほっこりしました。終わった後、心が軽くなりました。子どもとの接し方、話し方がとても参考になりました。自閉症の子を持つ母親にぜひ見せたいのですが映画館に行くのは難しくぜひぜひDVD化していただけたらと思います。
六本木にて拝見致しました。なんと素晴らしい映画を作られたのでしょう。ただただ感動で、今日一人で見に行って良かったです、途中から殆ど泣いておりましたので、今もウサギの目のようです。
小林研一郎先生の音楽へのお考え、これからの日本、皆がどう生きていくかの指標を示して頂けた気がします。昨年の震災から一年たち、あのあとの一人一人の気持ちを、時として忘れがちになる昨今、再び皆が心するよい機会となりました。行く河の流れは絶えずして、もとの水にあらず‥‥ けれどベートーベンの不屈の精神を見習いこれからも前向きに生きて、若い世代にこれらのことを引き継いで参りたいと思いました。本当に素晴らしい映画を有り難うごさいました。
何度も涙が出てと言うより流してしまいました。障害を持っていたり、戦争や災害の災禍に遇ったり人生は試練の連続です。しかし、人は苦境に立たされた時、天の恵と自身の力によって問題を克服しようと前進する事が可能です。
観終わったあとに、心に響いてくるのは、主人公はアタクシたち自身、今のアタクシたちの時代。
”この地球上に生きる全てのもの(人も動物も植物も)は、天の中心にあって、誰も、誰からも排除されるものではありません。 誰もが自分らしく生き生きと命を輝かせることの出来るINCLUSION社会の実現を願い‥‥”
細川佳代子さんの言葉が、沁みます。
あたたかく、作品に携わるすべての方々の想いに、涙があふれ、言 葉にあらわせないほど心が揺さぶられました。
音楽の持つ力を再認識させられ、その音楽を生みだす人たち(障がいの有無にかかわらず)の持つ底知れない力に引きつけられました。「障がい」=「ハンディ」という画一的考えを見事に払拭する映画です。
小林研一郎さんの指揮のもと、知的障がいのある演奏者と障がいのない演奏者が一つの曲で結びつき、演奏に磨きをかけていく過程に圧倒されました。小林さんの言葉をオウム返しする様子など、ありのままに映し出すことで、障がいに対する理解はより深まるのだと思います。
少女のころに聴力を失った天才打楽器奏者エヴェリン・グレニーの演奏を初めて聴いた時と同じ感動を「天心の譜」から得ることができました。グレニーは「もし何事かを成し遂げたいと真剣に望むなら、妨げるものはこの世には何一つない」と言っています。
現実には自らの障がいだけでなく、社会や人々が障害になっていることは多いと思われます。グレニーの言葉通りになった時、「INCLUSION社会」は実現するのだと思います。「天心の譜」はその一助になる映画だと確信します。
「多くの人たちに見てほしい映画」。この一言に尽きると思います。障がいのある人、ない人、大震災の被災者…。
多くの人の心を揺さぶり、前向きにさせてくれることでしょう。
この映画は、ただ事実を見る人に突きつける。この現実の前に、貴方に何が出来るかとの問いと共に。
人は、人に教えられ、満たされた気持ちで歩き始める。
情景と曲とのハーモニーが、その場の空気感をリアルに伝えてくれましたし、ビリーブクルーの撮影も含めて、抑制のきいた映像が却って見る人それぞれの心の襞に迫って来て、監督の心の目線や力量の凄さを感じました。
どんな感想を持つか、何を感じるかは、見る人それぞれだと思いますが、私がこの映画で感じたのは、普段過ごす日々では思いがおよばないことをふと思ったり、深い部分で自分との対話が出来たかな、ということです。心の一部が耕された様な気持が致しました。
このドキュメンタリーのテーマは「心」と「行動」です。小林氏が何回も「心を一にして」と言いますが、そんな彼でも被災支援の現実に突き当たり、「人の心は何か」という事を考えざるを得なかったと言います。そのような究極の問いかけに、私たちのような「普通」の人は安易に答えを探し出せるものではありません。かつ、その「答え」も抽象的で空しい言葉で表したがるものかと思います。しかし、ビリーブクルーをはじめ、登場する障害者の方々の「行動」が実はその答えを見事に具現化していると思いました。
このフィルムは、知的障がいを持つ若者が記録した映画作品だ。彼らに,庇護は必要なかった。ただ機会を与えただけだ。無理だと、壁を作っているのは、我々だ。
「人間は階段を上ることが出来る」広く見られるべき映画だと思う。